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予防薬を飲ませる上での注意点
「予防薬を飲む前は必ず検査をしましょう」と言う事をお伝えしましたが、
検査なしで処方出来るケースもあります。
検査をしても検出できませんし、予防薬を飲んでも副作用が起きる程に成長したフィラリアは絶対いませんので、検査は必要ありません。
*但し、蚊のいる時期に生まれた子は、予防薬を飲めない赤ちゃんの頃に刺された可能性があるので、翌年のシーズン始めには検査が必要です。
*蚊がいない冬生まれの子犬さんで、初めての蚊のシーズンのフィラリア予防が5月から11月までしっかりと出来た場合は翌年の検査なしでも処方出来ます。
予防薬を日にちのズレなくしっかり飲めていればフィラリア症は100%予防できる病気です。
フィラリアが入り込んでしまった可能性がなければ安全に予防薬を飲めますし、検査をする必要もないと当院では考えています。
但し、むやみに飲むと危険な副作用が出る恐れがあるお薬ですので、当院で、去年シーズン分のお薬を持って行かれて、しっかりと予防が出来ていた事を確認できる方にのみ検査なしでも予防薬を処方しています。
予防薬を飲んだ時に薬だけ出してしまっていなかったか、もしくは薬が吸収される前に下痢や嘔吐で体内から排出されなかったかなど、様子をしっかり観察する必要はありますが、飼い主様がきちんと管理出来ていて原則として5日以上のズレなく飲ませられた場合に限り、検査なしで処方します。
もちろん「大丈夫です!」とは、断言出来ません。
先程述べたように、飲ませていても実は見てないところで出してしまったかもしれませんし、ズレてしまった1日の時に丁度入り込んでしまった可能性も絶対ないとは言えません。が、30日の月もあれば31日の月もあります。
同じ日にちで飲んでいてもそれ位のズレはありますし、30日間隔というのは、調査の結果1番早い子虫が入り込んだ期間で、平均的な子虫はもっと長い期間皮下にいるそうです。30日というのは、すごく早い子虫に設定してある期間ですので、現実的に考えて3〜4日のズレまでであればフィラリアに罹る可能性はほとんど無い と言えると思います。
但し、絶対にとは言えませんので、飼い主様がご希望であるなら検査なしでも処方できますという事です。
現実的には大丈夫かと思いますが検査をするのが1番確実ですし、心配…という方にはもちろん検査をする事をお勧めします。
これは当院でのみのルールです。
他院では「絶対に検査しなければいけない」と言われたという方もいらっしゃるかもしれません。
検査、薬の処方については各々の獣医師が地域性、経験などに基づきそれぞれに判断するものであり、正しい正しくないと言うものではありません。